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昔風と今様の銭湯の違いが楽しめる広めの風呂なし物件(東京都北区)

東京・上野のお隣、ちょっとマニアックな「尾久駅」。この尾久駅エリアにも特徴的な2つの風呂なし物件がある。そして、この風呂なし物件に住む若い住人たちによって銭湯を支えるチームになり、シャッター商店街復活のきっかけになり、息を吹き返しつつある。

鹿島奈津子2023/10/19

バルコニー付に洋式トイレ、使い勝手のよい1Kの物件~第二大和荘~

バルコニー付に洋式トイレ、使い勝手のよい1Kの物件~第二大和荘
この尾久駅エリアにはもう一つ印象深い物件があります。
それが「第二大和荘」で、オーナーさまは佐藤荘と同じ方です。

「第二大和荘」の1階はオーナーさまの倉庫、2階に2部屋あるアパートです。間取りは4.4畳の台所と6畳の1K。また、ここは風呂なし物件では珍しいバルコニー付き。しかもトイレが洋式で古いアパートではありますが、使い勝手のよさのポイントが高い物件です。

広い室内(Photo 東京銭湯ふ動産)

当初、壁が砂壁でなんだか暗い印象だったのですが、「入居したい!」と言ってくれた借主さまが「DIYで白く塗ってもいいですか?」とオーナーさまに提案。これにオーナーさまも快諾し、私も一緒にこの壁を白く一緒に塗らせていただきました。

壁を塗り替える前
壁を塗り替えたあとは室内も明るくなって(Photo 東京銭湯ふ動産)

なんとも面白い借主さまで、その後、違う部屋に引っ越しされる際も風呂なし物件をご紹介し、移っていかれました。大手の会社にお勤めで設備の整ったマンションに選らびそうなものですがなんでわざわざ……と思ったのですが、「家に住むのではなく、その町に暮らしたい」という気持ちが強くあり、「銭湯のある暮らし=町と暮らせている」というお考えから、風呂なし物件に魅力に感じていただいたようでした。

この方のあとに第二大和荘に入居された方は、毎日銭湯に通っていくうちの「銭湯の力になりたい」と、銭湯の清掃のアルバイトを始めるようになりました。少しでも銭湯が残ってほしいという思いから「東京銭湯ふ動産」をやっていて、そこからこんな風に銭湯のために動いてくれる人が現れるなんて、思ってもみなかったことで、とてもうれしかったのを覚えています。

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この記事を書いた人

鹿島奈津子

鹿島奈津子東京銭湯ふ動産/株式会社フィールドガレージ 不動産担当

1985年8月生まれ。大阪府出身。
滋賀県成安造形大学住環境デザイン科を卒業後、京都で京町家の再生活用などに携わる。
結婚出産を機に上京し今は茅ヶ崎で男の子二人、黒猫一匹と暮らすシングルマザー。
2014年フィールドガレージ入社、2015年「東京銭湯-TOKYOSENTO-」で銭湯ライターとして活動。2018年7月「東京銭湯ふ動産」を立ち上げる。

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